●全力妄想少年●
「おっ、小林と鈴木がラブラブだぜ」
突然、後ろから男子達の声が飛んできたので振り返えると、ドッジボールから帰ってきた吉田と佐々木がニヤニヤしながらそこに立っていた。
「小林、お前今日生きもの係遅刻したらしいじゃないか。鈴木とデートでもしてたのかー?」
この手のからかいに慣れていない僕は、恥ずかしくなって席を離れようとしたけど、逆に鈴木さんは
「あんた達焼きもち焼いてるの?もてる女子は罪だわ」
と挑発して(たぶん本気でそう思っているのだろう)、男子からのひんしゅくをさらに買っていた。
その後何故か争いは、クラスを巻き込んだ男子VS女子の戦いにまで発展したので(男子と女子で喧嘩が起こると、いつもこうなる)、僕はこっそりと教室から逃げ出し、後で鈴木さんに「この裏切りもの!」とまた散々怒られてしまった。
突然、後ろから男子達の声が飛んできたので振り返えると、ドッジボールから帰ってきた吉田と佐々木がニヤニヤしながらそこに立っていた。
「小林、お前今日生きもの係遅刻したらしいじゃないか。鈴木とデートでもしてたのかー?」
この手のからかいに慣れていない僕は、恥ずかしくなって席を離れようとしたけど、逆に鈴木さんは
「あんた達焼きもち焼いてるの?もてる女子は罪だわ」
と挑発して(たぶん本気でそう思っているのだろう)、男子からのひんしゅくをさらに買っていた。
その後何故か争いは、クラスを巻き込んだ男子VS女子の戦いにまで発展したので(男子と女子で喧嘩が起こると、いつもこうなる)、僕はこっそりと教室から逃げ出し、後で鈴木さんに「この裏切りもの!」とまた散々怒られてしまった。