●全力妄想少年●
「お前それ……」
僕の言葉に、貴明は「ん?」と含み笑いの顔をこっちに向けた。
含み笑い。
僕はピンと来た。
「それは、テレビで言っていたんだな?」
「当たりー!やっぱ真すげえな!嘘見破れるんだな!テレビだってことまで分かるんだな!!お前将来FBIなれるぞ!FBI!」
貴明は本を読まないから、テレビしかないだろうと思っただけだ。
はあ、とため息を洩らす僕の背中をぽんぽんと叩きながら貴明は言った。
「真、考えすぎは体に毒だぜ。俺なんて1ヶ月に1回しか考えないからすげえ毎日が楽しい!」
そうだね、と僕は小さく同意した。
僕の言葉に、貴明は「ん?」と含み笑いの顔をこっちに向けた。
含み笑い。
僕はピンと来た。
「それは、テレビで言っていたんだな?」
「当たりー!やっぱ真すげえな!嘘見破れるんだな!テレビだってことまで分かるんだな!!お前将来FBIなれるぞ!FBI!」
貴明は本を読まないから、テレビしかないだろうと思っただけだ。
はあ、とため息を洩らす僕の背中をぽんぽんと叩きながら貴明は言った。
「真、考えすぎは体に毒だぜ。俺なんて1ヶ月に1回しか考えないからすげえ毎日が楽しい!」
そうだね、と僕は小さく同意した。