君愛。
すると、玄関に飾られていたのは暴走族の人が着るような特攻服。
昨日まではなかったそれに、雄大に問いかけた。


「雄大、これって特攻服だよね?」



「あー、俺学校辞めて暴走族入ったから。」


突然の雄大からの報告に、耳を疑った。
雄大が暴走族に入るなんて思ってなかったから。
それに暴走族は危ない、直感でそんな気がしたからだ。


「ねえ、暴走族なんて止めなよ。危ないよ?」



「大丈夫だっつの、バイク乗るくらいだから。」



笑いながら言う雄大の「大丈夫」と言う言葉を信じてみよう、と思い私はしぶしぶ頷いた。


それから雄大にうながされて、雄大の部屋へと行く。



「タトゥー、見せて。」


雄大が興味あり気に聞いてきた事でら私はタトゥーの事を思い出した。
すっかり暴走族のことで忘れてた。


私は頷くと肩を見せるように服をずらす。


「おー、良いじゃん。似合ってる」


無邪気な笑顔で言う雄大に、自然と私も頰がほころんだ。


______ これが私達の1年前
< 8 / 36 >

この作品をシェア

pagetop