先 輩 へ 愛 を 叫 べ .。

りんside/









結局あのあと、

先輩に相談してから







何事もなく家に帰り___
















お風呂を済ませ、自分の部屋で

のんびりアイス食べてると







ドアの向こうで

お兄ちゃんの声がした。















るい「入るぞ-」


りん「は-い」







開いたドアの向こうには、

お風呂上がりのお兄ちゃん。















りん「どうしたの?」


るい「いやさ、最近涼太がさ___」


りん「涼太先輩が何っ!?」







身を乗り出して聞くと、

お兄ちゃんは笑いながら言った。















るい「落ち着けww」


りん「あ、うん」







座り直すと、

お兄ちゃんはまた言った。















るい「最近涼太な、お前のこと

  ばっかり見てるんだよ」


りん「え?」


るい「なんかボーッとしてるなと

  思ったら、視線の先には絶対

  お前がいるんだよっ!」







そう言いながら、

あたしの頭を軽く叩いたお兄ちゃん。















るい「あれ、おい、大丈夫?」







なんだか、夢みたい。















るい「あ-、余計なこと

  言っちゃったかな-」


りん「お兄ちゃん...」


るい「ん」







りん「今の話ほんと?」















るい「当たり前じゃん」







あ-、もう

胸がキュンキュンする___。











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