先 輩 へ 愛 を 叫 べ .。
りんside/









いつものように教室で

のんびりと過ごしていると、







夏乃がすごい顔で走ってきた。















夏乃「りんりんりんりんりん!」


りん「なに-?」


夏乃「ヤバいよ!」







夏乃はだいぶの情報屋で、

その情報はすぐ

あたしの耳にも入ってくる。















夏乃「___涼太先輩に彼女がいるって」







りん「え?」















一瞬頭が真っ白になった。







夏乃「彼女がいるかもっていう

  噂は結構あったんだけどね…

  その相手がさっき明白になって―…」


りん「誰?」















咄嗟に聞いていた。







夏乃は少し戸惑いながらも、

あたしに事実を打ち明けた。















夏乃「3年の美流先輩だって」







美流(みる)先輩___。















すごく美人で評判がよくて、

チアリ-ディング部の部長をしている。







涼太先輩と美流先輩が

似合いすぎて、思わず俯いた。















夏乃「りん」


りん「ん」


夏乃「諦めちゃダメだよ」


りん「でも___」







あの美流先輩に

どう勝てっていうの___。















夏乃「うちは、りんの恋

  絶対応援するから!」







こんなあたしに、

これからすごい恋の展開が

待っていたなんて___。











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