肉体的に弱い彼女と精神的に弱い彼氏


「あんなに気持ちいいもんなんだ」


「あー、なんかね
マッサージを自分以外にされると
癒しのホルモンが出るとかって
なんかで聞いてねー」


「うん」


「だから理玖にしたら
癒されるかなーって」


「癒された」


「そっかーよかったー」


「だから次は雪にしてあげる」


「え?」


「すごい気持ちよかったし
雪にも癒されてほしいし」


「…え、いいよ?
理玖が癒されるためにしたんだし」


「次は俺がする」


「…ありがと。」


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