毒舌紳士に攻略されて
「やっぱり!で、どうするの!?もちろん付き合っちゃうんでしょ!?いや、それ以前に結婚しちゃうとか!?」
いきなり話を飛躍させてきた琴美に、ギョッとしてしまう。
「いやいやいや!どうしてそうなるわけ!?第一私、一言も坂井君のことその……好きになったなんて言っていないんだけど?」
ただ心境に変化が起こったって言っただけだし。
なのになぜか琴美は話を大きくしようとしてくる。
「いやいやいやはこっちの台詞!恋愛に興味がなかっためぐみに変化が起きたってだけで十分じゃない。別に坂井のこと嫌いとかじゃないんでしょ?」
「それはそうだけど……」
「好きか、嫌いか?」そう聞かれたら、きっと「嫌い」って即答できないと思う。
もちろん苦手って気持ちはある。……でもたった数日間の間で沢山の意外な一面を見せられ、坂井君に対する感情が変わったのは確かなこと。
「だったさ、好きでいいじゃない!坂井なら私も安心してめぐみのことをお願いできるな」
まるで母親のような言いように苦笑いしつつも、そこは素直に頷けるはずなどない。
「でもさ、いまだに信じられないんだよね。……坂井君が私のことを好きとか」
いきなり話を飛躍させてきた琴美に、ギョッとしてしまう。
「いやいやいや!どうしてそうなるわけ!?第一私、一言も坂井君のことその……好きになったなんて言っていないんだけど?」
ただ心境に変化が起こったって言っただけだし。
なのになぜか琴美は話を大きくしようとしてくる。
「いやいやいやはこっちの台詞!恋愛に興味がなかっためぐみに変化が起きたってだけで十分じゃない。別に坂井のこと嫌いとかじゃないんでしょ?」
「それはそうだけど……」
「好きか、嫌いか?」そう聞かれたら、きっと「嫌い」って即答できないと思う。
もちろん苦手って気持ちはある。……でもたった数日間の間で沢山の意外な一面を見せられ、坂井君に対する感情が変わったのは確かなこと。
「だったさ、好きでいいじゃない!坂井なら私も安心してめぐみのことをお願いできるな」
まるで母親のような言いように苦笑いしつつも、そこは素直に頷けるはずなどない。
「でもさ、いまだに信じられないんだよね。……坂井君が私のことを好きとか」