毒舌紳士に攻略されて
「セーフ」
男性の手が私の身体を支えてくれたおかげで、どうにか転倒せずに済んだようだ。
「すっ、すみませんっ!」
一瞬なにが起こったのか分からない状態に陥りつつも、一瞬にして鼻を掠めて爽やかなミントブルーの香りに、慌てて男性から離れた。
そしてひたすら頭を下げ続けていると、男性は「無事でよかったよ」と言ってきた。
「ちょっとめぐみってば大丈夫!?」
「うっ、うん。なんとか……」
騒ぎを見てか琴美が駆け寄ってきてくれた。
そして一緒に飲んでいた同期の子も、心配そうに声を掛けてくれた。
どうしよう、恥ずかしすぎる。
なんかさっきから視線を感じるし。
火照った身体はさらに火照っていく。
だめだ。一回ここを出よう。
「あの、本当にすみませんでし――……た」
最後にもう一度助けてくれた男性にお礼を言い会場を出ようとしたけれど、言葉が続かない。
「……う、そ」
私を助けてくれた男性が目の前にいる。
男性の手が私の身体を支えてくれたおかげで、どうにか転倒せずに済んだようだ。
「すっ、すみませんっ!」
一瞬なにが起こったのか分からない状態に陥りつつも、一瞬にして鼻を掠めて爽やかなミントブルーの香りに、慌てて男性から離れた。
そしてひたすら頭を下げ続けていると、男性は「無事でよかったよ」と言ってきた。
「ちょっとめぐみってば大丈夫!?」
「うっ、うん。なんとか……」
騒ぎを見てか琴美が駆け寄ってきてくれた。
そして一緒に飲んでいた同期の子も、心配そうに声を掛けてくれた。
どうしよう、恥ずかしすぎる。
なんかさっきから視線を感じるし。
火照った身体はさらに火照っていく。
だめだ。一回ここを出よう。
「あの、本当にすみませんでし――……た」
最後にもう一度助けてくれた男性にお礼を言い会場を出ようとしたけれど、言葉が続かない。
「……う、そ」
私を助けてくれた男性が目の前にいる。