毒舌紳士に攻略されて
もちろん次の日すぐに琴美に打ち明けると、琴美は自分のことのように喜んでくれた。
そしてすぐに坂井君に伝えるべきだと急かされたものの、坂井君は相変わらず忙しく会えそうにない。
気持ちを伝えるのに電話やメールで伝えるのだけは嫌で、今も伝えないまま。
だけど今日の朝、坂井君から連絡が入ったのだ。
【明日の仕事帰り、会おう】って――。
ずっと忙しいと言っていたからイブも仕事だろうと思っていた。
もしかしたら次に会えるのは年末かもしれない。最悪気持ちを伝えるのは年末になることを覚悟していたのに、まさかイブに会えるとは思わず、朝から興奮してしまった。
せっかくイブに会えるのなら、絶対気持ちを伝えようって決めた。
すぐに琴美に電話して伝えると提案されたのだ。
「イブに会うならプレゼントが必要じゃないの?」って。
そんなこんなでわざわざ混雑するショッピングモールに来たはいいものの、肝心のプレゼントがなかなか決まらない。
「もー、いい加減決めてよ。お腹空いちゃったよ」
「私だって空いてるよ。でも仕方ないじゃない。いいなって思えるものがないんだから」
そしてすぐに坂井君に伝えるべきだと急かされたものの、坂井君は相変わらず忙しく会えそうにない。
気持ちを伝えるのに電話やメールで伝えるのだけは嫌で、今も伝えないまま。
だけど今日の朝、坂井君から連絡が入ったのだ。
【明日の仕事帰り、会おう】って――。
ずっと忙しいと言っていたからイブも仕事だろうと思っていた。
もしかしたら次に会えるのは年末かもしれない。最悪気持ちを伝えるのは年末になることを覚悟していたのに、まさかイブに会えるとは思わず、朝から興奮してしまった。
せっかくイブに会えるのなら、絶対気持ちを伝えようって決めた。
すぐに琴美に電話して伝えると提案されたのだ。
「イブに会うならプレゼントが必要じゃないの?」って。
そんなこんなでわざわざ混雑するショッピングモールに来たはいいものの、肝心のプレゼントがなかなか決まらない。
「もー、いい加減決めてよ。お腹空いちゃったよ」
「私だって空いてるよ。でも仕方ないじゃない。いいなって思えるものがないんだから」