毒舌紳士に攻略されて
「それはもう。でもすごく会社では人気があるんですよ。坂井君」
毒舌だけど紳士的。さらにあの容姿だし。逆に人気がない方がおかしいのかもしれない。
「えーじゃあめぐみちゃん的には心配で仕方ないでしょ?」
「えっ!?……あ、そう、ですね……」
つい目が泳いでしまう。
残念ながら心配もなにもないんだけどな。
「そっかー。やっぱり親子なのね。そんなところまで似るなんて」
「と言いますと、お父さんもかなりモテていたんですか?」
つい気になってしまい聞いてみると、お母さんは“待ってました!”と言わんばかりにやや興奮気味に話し出した。
「それはもうモテていたわ。いや、モテていたと言うより遊びまくっていたって言った方が正しいかもしれない」
「遊びまくっていた、ですか!?」
信じられなくてオウム返ししてしまった。
だって坂井君はモテるけど、全く浮いた話はない。むしろ自分で“童貞宣言”していたくらいだし。
「あの、めぐみちゃん?もちろん今はそんなことないと思うけど、もしかして元気も遊んでいるって噂があったりしたのかしら?」
なぜか恐る恐る聞いてきたお母さんに、すぐに首を大きく横に振った。
毒舌だけど紳士的。さらにあの容姿だし。逆に人気がない方がおかしいのかもしれない。
「えーじゃあめぐみちゃん的には心配で仕方ないでしょ?」
「えっ!?……あ、そう、ですね……」
つい目が泳いでしまう。
残念ながら心配もなにもないんだけどな。
「そっかー。やっぱり親子なのね。そんなところまで似るなんて」
「と言いますと、お父さんもかなりモテていたんですか?」
つい気になってしまい聞いてみると、お母さんは“待ってました!”と言わんばかりにやや興奮気味に話し出した。
「それはもうモテていたわ。いや、モテていたと言うより遊びまくっていたって言った方が正しいかもしれない」
「遊びまくっていた、ですか!?」
信じられなくてオウム返ししてしまった。
だって坂井君はモテるけど、全く浮いた話はない。むしろ自分で“童貞宣言”していたくらいだし。
「あの、めぐみちゃん?もちろん今はそんなことないと思うけど、もしかして元気も遊んでいるって噂があったりしたのかしら?」
なぜか恐る恐る聞いてきたお母さんに、すぐに首を大きく横に振った。