心アルバム~3年間の軌跡~

*chapter4*

-照陽side-



「はぁ…。」


本日何度目かになるかわからない溜息を吐く。



「お、どーしたのっ!!クールな照陽君が溜息なんてねぇ!!」


「…うるせぇ。篠音。」



俺に気安く声をかけてくるこいつは俺のダチである東雲 篠音(しののめ しおん)。



何かと俺に突っかかってくるが、良い奴である。
が、こいつは女遊びが激しい。


はっきり言えば、世に言う「たらし」というやつだ。
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