心アルバム~3年間の軌跡~

*chapter6*

-百華side-


~放課後


「んーっ、やっと授業終わったー!!」

私が背伸びをすると


「あんた寝てたでしょうが!!」
「あてっ?!」

不意に頭に衝撃が走り、それに伴い痛みが襲う。


後ろを振り向くと怖い顔をした沙知が立っている。
その右手には辞書。


沙知さん、あなたそれで私の頭を叩いたんですか?


一歩間違えば犯罪ですよ?


わかってますか?


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