心アルバム~3年間の軌跡~
>>ここはあなたの記憶の中。
私の胸の想いを読み取ったかのような声が聞こえた。
誰?
>>私はあなたの中のもう一人のあなた。
何、それ…
>>わからないのも無理ないわ。
あなたは何も知らないんだもの。
あなたは誰、なの?
>>私は弥和。古葉 弥和。
ふるよ…みわ?
聞き覚えのある名前に眉をひそめる。
>>いつかまた会えるわ。百華。
私のこと忘れないでね。
待って、なんで私の名前を知ってるの?
その声にもう誰も答えてくれなかった。
私はまた真っ暗の中独りぼっちになった。