運命の出会い
ヒリトは私の前に膝まつき、私の手をとる。
その顔は真剣だ。
「俺の人生のパートナーになって欲しい」
「今日会ったばかりなのに?」
「時間は関係ないよ、俺はみどりさんの事が好きなんだ」
手の甲にキスをする。
「他の女性はもう目に入らないよ」
「返事に困ります…」
「ゆっくりでいいよ。それより今はどんな仕事してるの?」
隣に座り直し私を見る。
「派遣の仕事です。でも、明日から仕事がなくて…」
「じゃあ、俺のマネージャーにならない?」
「えっ?」
「今のマネージャー、妊娠中で後3ヶ月で辞めちゃうんだ。だからみどりさんになって欲しい」
急な申し出に私は言葉に詰まった。
「その件は1週間待ってもらえますか?」
「いいよ。じゃあみどりさんのアドレス教えて」
「はい」
メモ帳に書き込みヒリトに渡す。
「これでラブメールも送れるね」
「あっ!返して下さい」
「ダメ〜」
一本とられた。
TV局に戻りさとしの楽屋まで送ってもらった。
「みどりちゃん探してたんだよ」
「そんなこと言われても…」
さとしはヒリトに気付いた。
「何でヒリトさんがいるの?」
「みどりさんとデートしていた。じゃあまた」
「はい、今日はありがとうございました」
さとしは豆鉄砲を食らったような顔をしている。
「とりあえず、中に入って」
私はドアを閉めて中に入る。
畳に座り、さとしと向き合う。
「みどりちゃん、ヒリトさんとどんな話をしてきたの?」
「どんなって…色々」
「色々って?」
さとしが前に一歩寄ってくる。
「仕事の話とか、恋愛の話とか…」
「恋愛?もしかしてヒリトさんに告白されたとか?」
図星で何も言い返せない。
「図星なんだ…返事はしたの?」
「それはまだ…」
「その薔薇もヒリトさんから?」
「うん」
真っ赤な薔薇が目につく。
「後マネージャーにならないかって言われた」
「マネージャー?」
「うん、1週間待ってって言ったけど」
「そうなんだ…でも俺との事も真剣に考えて欲しい」
「それは…」
「ヒリトさんがいいの?」
一瞬迷った。少しヒリトにひかれてる。
「まだわからない…そろそろ帰るわ」
「あっ待って、夕食一緒に食べよう」
「えっ?」
「ヒリトさんに一人占めされた分取り戻したいし」
地下に行き、白いMOVEに乗り込む。しばらくして郊外にで、レトロな雰囲気のレストランに入る。
「どうぞ」
ドアを開け中に入る。
「いらっしゃいませ、井上様」
「いつもの席、空いてますか?」
「はい、どうぞこちらへ」
「いつもは誰と来てるの?」
「メンバーとだけだよ。女性を連れてきたのは初めてだ」
メニューが運ばれてきた。
「さとしがいつも食べてるのでいいよ」
「じゃあ、いつもの」
「かしこまりました」
ワインといきたい所だが、さとしが車のため、オレンジジュースを頼む。
しばらく談笑しながら料理が来るのを待つ。
「私のどこがよくて声かけてきたの?」
「俺のめっちゃタイプだったし、優しそうな雰囲気をしていたから」
「芸能界にはいい人いないの?」
「全然、眼中にない」
オレンジジュースを飲み、そんなもんかと思う。
「さとしくんってさ、今忙しいんじゃない?」
「そこそこスケジュールは入ってるけど、みどりちゃんと会う時間は作るつもりだよ」
「あまり無理しない方がいいよ」
外に出ると雪が降ってた。
「送っていくよ」
「いいの?」
「ああ」
車は夜の街を走り、私のアパートに着く。
「送ってくれてありがと」
「おやすみ」
部屋に入ると、着替えを済ませホットコーヒーを入れる。
携帯を見るとメールが一件入ってた。
その顔は真剣だ。
「俺の人生のパートナーになって欲しい」
「今日会ったばかりなのに?」
「時間は関係ないよ、俺はみどりさんの事が好きなんだ」
手の甲にキスをする。
「他の女性はもう目に入らないよ」
「返事に困ります…」
「ゆっくりでいいよ。それより今はどんな仕事してるの?」
隣に座り直し私を見る。
「派遣の仕事です。でも、明日から仕事がなくて…」
「じゃあ、俺のマネージャーにならない?」
「えっ?」
「今のマネージャー、妊娠中で後3ヶ月で辞めちゃうんだ。だからみどりさんになって欲しい」
急な申し出に私は言葉に詰まった。
「その件は1週間待ってもらえますか?」
「いいよ。じゃあみどりさんのアドレス教えて」
「はい」
メモ帳に書き込みヒリトに渡す。
「これでラブメールも送れるね」
「あっ!返して下さい」
「ダメ〜」
一本とられた。
TV局に戻りさとしの楽屋まで送ってもらった。
「みどりちゃん探してたんだよ」
「そんなこと言われても…」
さとしはヒリトに気付いた。
「何でヒリトさんがいるの?」
「みどりさんとデートしていた。じゃあまた」
「はい、今日はありがとうございました」
さとしは豆鉄砲を食らったような顔をしている。
「とりあえず、中に入って」
私はドアを閉めて中に入る。
畳に座り、さとしと向き合う。
「みどりちゃん、ヒリトさんとどんな話をしてきたの?」
「どんなって…色々」
「色々って?」
さとしが前に一歩寄ってくる。
「仕事の話とか、恋愛の話とか…」
「恋愛?もしかしてヒリトさんに告白されたとか?」
図星で何も言い返せない。
「図星なんだ…返事はしたの?」
「それはまだ…」
「その薔薇もヒリトさんから?」
「うん」
真っ赤な薔薇が目につく。
「後マネージャーにならないかって言われた」
「マネージャー?」
「うん、1週間待ってって言ったけど」
「そうなんだ…でも俺との事も真剣に考えて欲しい」
「それは…」
「ヒリトさんがいいの?」
一瞬迷った。少しヒリトにひかれてる。
「まだわからない…そろそろ帰るわ」
「あっ待って、夕食一緒に食べよう」
「えっ?」
「ヒリトさんに一人占めされた分取り戻したいし」
地下に行き、白いMOVEに乗り込む。しばらくして郊外にで、レトロな雰囲気のレストランに入る。
「どうぞ」
ドアを開け中に入る。
「いらっしゃいませ、井上様」
「いつもの席、空いてますか?」
「はい、どうぞこちらへ」
「いつもは誰と来てるの?」
「メンバーとだけだよ。女性を連れてきたのは初めてだ」
メニューが運ばれてきた。
「さとしがいつも食べてるのでいいよ」
「じゃあ、いつもの」
「かしこまりました」
ワインといきたい所だが、さとしが車のため、オレンジジュースを頼む。
しばらく談笑しながら料理が来るのを待つ。
「私のどこがよくて声かけてきたの?」
「俺のめっちゃタイプだったし、優しそうな雰囲気をしていたから」
「芸能界にはいい人いないの?」
「全然、眼中にない」
オレンジジュースを飲み、そんなもんかと思う。
「さとしくんってさ、今忙しいんじゃない?」
「そこそこスケジュールは入ってるけど、みどりちゃんと会う時間は作るつもりだよ」
「あまり無理しない方がいいよ」
外に出ると雪が降ってた。
「送っていくよ」
「いいの?」
「ああ」
車は夜の街を走り、私のアパートに着く。
「送ってくれてありがと」
「おやすみ」
部屋に入ると、着替えを済ませホットコーヒーを入れる。
携帯を見るとメールが一件入ってた。