愛を教えてくれた君に
ーNicoー
山田くんと今日一日2人で居ることになった。
なんでココまでしてくれるんだろ?。
「この辺の病院でいいよな?」
「うん。一人で行けるよ?」
「何回転んでいく気だよ。死ぬ気か?」
私は申しわかなくて何も言い換えせなかった。
「あんま気にすんな。俺も学校休めて嬉しいし。」
山田くんの笑顔を初めて間近で見た。
その笑顔は私の心に大きく波をたてた。
なんだろ。苦しい。
私はその変な鼓動を隠すために頷くことしかできなかった。
病院に行き。私の体調が悪い のは栄養不足と睡眠不足らしい。
体重も身長も山田くんに聞かれてしまった。
恥ずかしすぎる。
でも高校生になってから給食がなくなったせいか、
しっかり食べることが減ったから体重が3kgも落ちてた。
ありがたい。
「お前痩せすぎ。」
私が痩せてることに喜んでるのと、
「ホント馬鹿。お前その辺の小学生と
変わんないとかやばいってことに気づけ。」
私は少し申し訳なくなった。
「とりあえず点滴したら帰れるらしいから逃げるなよ?」
「はい。」
点滴をやってる間に少 しに眠りについたお蔭か、
1人でも歩けるようになった。
「もう一人であるけるよ。」
山田くんは腕を支えるのをやめ。
私の歩幅に合わせて歩いてくれた。
「海司…?」
「里菜…!」
山田くんは驚いた表情で立っていた。
私は状況が読めなかった。
「山田くん…?」
すごく綺麗な女の人が立っていた。
制服だから高校生かな?
同い年…には見えない。
「あ、俺の幼馴染みの桜木里菜。俺らの1つ上。」
桜木里菜(17)-Rina Sakuragi-
すごく綺麗で。私の住んでいる地域にある、
女子高のセーラー服を着ていた。
「あの。初めまして。加藤虹恋です。」
彼女は少しニコっと笑った。
「向うで話そう。」
なぜか山田くんは彼女と少し離れたとこで話始めた。
私は気になって仕方なかった。
でも盗み聞ぎをするわけにもいかずベンチに座っていた。
「加藤。飲み物買ってくる。里菜も一緒に待ってて?
里菜、今日はセーター着てないのか?コレ羽織っておけよ。」
私は頷き、里菜さんはニコっと返した。
「海司。私には過保護 なのよね。」
里菜さんはクスっと笑いながら言ってきた。
「海司を好きになっても無理よ?」
「え…?」
「海司は恋愛なんかできないから。」
「私は好きなんて思ってませんよ?」
「ならいいんだけど」
少し怖い顔をしてた。
里菜さんに嫌われているのだろうか…。