愛を教えてくれた君に
-Rina-
私の隣座ってる小さい女。
私とは全然違うタイプだが、美少女だ。
それにすごく細い。
華奢で守りたくなるような見た目。
すべてが私に似ていない。
海司が私以外の女に優しくする姿を初めて見た。
「ほら。紅茶。」
私が好きな紅茶を買ってきた。
「加藤はお茶な。」
「私も紅茶が良かった~。」
彼女は少しムっとした顔をした。
「お前は風邪引いてるんだからお茶でいいんだ。」
少し頭をツンっと海司は加藤さんにちょっかいをだした。
< /div>
なんの。
海司といい。この女といい。
腹立つ。
「海司。今日はついてきてくれないの?」
私が聞くと。さっきとは違う曇った表情になった。
「ごめん。俺コイツ送らないと。」
私は心配じゃないの?
私は?
あの日の約束は?
どうして?
「いいよ。私もう一人でも平気だから。」
っとあの憎たらしい顔で言った。
「ほら。海司行こう。」
私は海司の腕を引っ張り連れて行った。
海司は心配そうに振り返った。
私が連れていき 少しすると。
海司が腕を無理矢理はがした。朝のように。
「ごめん。アイツのとこいくわ。心配だから」
っと私の返事は聞かなかった。
なんでよ。海司の嘘つき。
私の心に大きな荒波が押し寄せた。
海司が…。