二回目のプロポーズ
ようやく二人は1番前にたどり着いた
『雪とずっといられますように』
『裕也といつまでも仲良くいられますように』
お互いがお互いを思いやって
「裕也はなんてお願いしたの?」
「受験のことだな」
「え〜雪のことじゃあないの?」
「もちろん、お願いしたに決まってんだろ」
雪の頭にポンと手をのせていう
「もう!ばか!」
「よし!寒いからさっさと絵馬書いて帰るぞ、雪が風邪ひくからな」
「うん!」
「すいません、絵馬を2枚ください」
「あ!裕也、3枚!わたし2枚書く」
「え?ああ、すいません3枚お願いします」
「はい、どうぞ」
「ほら、2枚雪の分」
「ありがと、じゃあ書いたらね」
「だな」
絵馬に俺は
『雪といつまでもいさせてください。お互いの夢が実現しますように』
と書いた
雪は
『2人の夢が叶いますように』
と書いてあった