二回目のプロポーズ

僕と雪が出会ったのは高校の時

2人ともクラスは違ったけど結構、委員に選ばれることが多く、顔を合わせるのが多かった。

そして、僕の方から屋上で雪に告白した。

「ずっと、あなたのことが好きでした。僕の彼女になってください。」

少し間があいて小さな声で

「はい・・・」

「え?なんて?」

「私も、裕也君のこと好きです・・・」

今でもその日のことははっきりと覚えている。

夕暮れ時の屋上で始めての告白、雪の顔が夕日に照らされてとても赤かった。
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