二回目のプロポーズ
「最初はどこに連れて行ってくれるんですか?」
「映画を見に行こうと思ってるですが?」
「王道パターンですね日村先生は」
「そうですか?」
雪とのデートはいつも映画からはじまっていたから自然と
「映画とか本当に久しぶり!車椅子じゃなにかと不便で」
「今日は僕がいるから問題ありません!」
「あは!そうですね」
雪の笑顔にドキッとなって
「どの映画を見るかは雪さんが決めていいですから」
「本当ですか!やった」
雪が選んだのはやっぱり恋愛もので
「ふう〜」
「退屈でした?日村先生」
「いえ・・・そんなことは」
今恋愛系の映画を見るのは正直きついそれが雪とというのも
「私は今でもどきどきしてますよ、いい映画でした」
「・・・それは良かった」
「次はどこに行くんです?」
「う〜ん、どうしますかね?」
「じゃあ、カラオケに行きましょう!」
「え!」
「行きましょう!」
「・・・はい」
雪の勢いに負けてしまった