二回目のプロポーズ

「今更ですが、敬語やめません?」

「え?」

「私と日村先生って同い年ですじゃないですか」

今度は雪の方から・・・

「そうだね・・・」

「私も日村君って呼ぶから」

「うん」

さすがに下の名前は呼ばないか・・・・

「じゃあ、僕は村田さんって呼ぶから」

「はい!でもなんか恥ずかしいものがありますね」

「そうだね、改まって呼び合うと」

もう雪って呼ぶことはないのか・・・正直きつい

「お腹すきません?」

「え?」

「ご飯食べに行きましょう!」

「うん、行きますか」

本当はここでデートは終わる予定でいたのだが

「ファミレスがいいです!」

「え?なんでまた」

「いいんです!」

「はい、了解です」

なんか雪が仕切ってくると調子がくるう、どちらかというと雪は後からついてくる女の子だったから

「ふうーファミレスも退院してから来るのはじめて!」

「そうだったんだ」

いつも2人で来ていたファミレス

「なんか懐かしいな」

「そうだな・・・」
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