二回目のプロポーズ
映画はラブストーリーで彼女が事故にあってしまい、歩けなくなってしまう。
彼女は彼氏に負担をかけまいとわざと嫌われて別れるような態度をとる。
ふと、雪が僕の手を力いっぱい握ってきた。
「彼女かわいそう・・・」
「・・そうだね」
それでも彼は彼女のそばから離れることはなかった。
そして、彼女の誕生日にプロポーズをする、突然のプロポーズに大粒の涙流しながら彼の胸に飛び込む彼女。
横を見ると雪も泣いていた。
「ほんと、よかった・・・」
「うん、よかった」
映画も終わりファミレスに入り2人は感想を言いあっている。
「映画で泣いたの久しぶり」
「いい映画だったからね」
「裕也も泣いてたしね!」
「な!気づいてたのか」
「当たり前でしょ!」
「付き合い始めてからけっこう2人で映画見たような気がするな」
「デートの初めはぜったい映画だもんね、裕也は」
「映画好きだからいいだろ、雪と見た方が楽しいし」
「真面目な顔で言われると照れるでしょ!」