二回目のプロポーズ
雪の車椅子を押しているのだがさっきからどきどきが体を支配していて息をするのがやっとで
「なんか降りそうですね?」
「そうですね、なんとか帰るまでもってくれるといいんだけど」
今から行く神社はよく雪と初詣に来ていた、しかし、祭りで来るのは今日が初めて
「やっぱり、七夕に日が雨だと織り姫と彦星は会えないのかな?」
「どうでしょう?僕的には会えると思いますよ」
すると雪が振り返り
「わたしもそう思う!」
本当にこれ以上はやくならないってぐらいに鼓動がやばい
「1年に一回だから会えないと2年後だからお互い変わってると僕は思いますよいろいろ」
「え!まさかの現実味を帯びてる!」
「特に女性は1年で別人ってぐらいに変わったりするから」
「変わりません!」
こんな話をしながら神社にたどり着いた