二回目のプロポーズ
神社に着いた頃にはもうすごい数の人が集まっていて
「どこかまわりたいとこある?」
「金魚すくいに行きたい!」
「了解です!」
そうして金魚すくいの出店を探しながら歩いていると
周りの若者たちが2人を見ながらすれ違って行く、なんで車椅子なのに祭りになんか来てんだそう言われているようで
「あはは・・・やっぱり来ちゃ駄目だったかな」
流石に雪も周りの空気に気づいて
「いいんじゃない?僕は気にしないから」
「・・・ありがと」
小さく雪がつぶやく
「それに雪さんが誘ってくれなきゃ祭りなんて来ないし」
「え?」