二回目のプロポーズ
次の日
「日村先生!雪さんに会いたいという方が来ているのですが?」
「え?雪に」
「はい」
「わかりました。呼んで来ますので少し待っていてもらってください」
そう言って雪を迎えにいって
「雪先生、ちょっと」
「ん?なに、日村先生」
雪に状況を説明して
「わかりました、行きましょう」
そして、二人待合室に入ると小さな女の子と、そのお母さんと思われる人が待っていた
「村田 雪さんですか?」
「はい、そうです」
「娘を助けてくれてありがとうございました」
「ありがとう、お姉ちゃん」
それはあの事故の時の少女だった
「え?私が」
「そう、雪が助けたんだよ」
「そっか、元気そうで良かった」
少女を雪は優しく抱きしめて
「本当に良かった」