二回目のプロポーズ
「雪・・・今日は大事な話があるんだ」
車椅子を押すのをやめて雪の前にしがみこんで
「え!なに」
さすがに雪もそういう空気なんだと気づいている
「村田 雪さん、僕の奥さんになってください」
一回目とは違う言葉
「・・・本当に私でいいんですか?この先苦労しますよ」
「あなたのとなりにずっと居たいんです」
「・・・・よろしくお願いします」
「本当ですか?」
「はい・・・こんな私で大変だと思いますが、私も裕君とずっと一緒にいたい」
「良かった・・・」
雪をお姫様抱っこして
「もう二度と俺のことを忘れないように、ずっと一緒にいるから」
「うん・・・」
そう言って雪に三回目となる婚約指輪をはめて
「なんか、不思議な感じ」
「だろうね」
そしてそのまま、2人は口ずけをかわした