Next daiary
ユウトは口数は少ないけれど、
無口って訳でもなくて、
心地いいペースで話してくれた。

帰り道に告白された。

「ミナの事もっと知りたい。
付き合ってほしい」


それも全然ムードのない
工事現場であろう場所で。
フェンスと工事用の電気に囲まれて。


「せめてさっきのBarで…」
そう言いかけた時に

「場所は関係ない!気持ちが大事!」

今日一番の大声で言われてついつい
「はいっ」と答えてしまった。
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