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「え?」

「早く」

口パクの会話が続いた。
仕方がない…

「あの…ごめんなさい。
明日ちょっと早いので私これで…」

みんなに聞こえるか聞こえないかくらいの声で言った。


誰も私を見てなかった。
一緒にいたハルとレイは
他の男の子たちと楽しそうに話している。


(まあ、いいか)

お金だけ置いてそっと席を離れた。


「帰るの?」

レイが言った。

「ごめん、明日早いんだ。先帰るね」


「気をつけてね」
レイとハルが声をそろえて言った。


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