イジワル副社長はウブな秘書を堪能したい
16、遭難? ー 瑠海side
山小屋で先にひと休みしていると、ようやくイーサンとセーラがやって来た。
だが、桃華の姿がない。
ふたり共息を乱しているが、何かあったのだろうか。
嫌な予感がした。
「瑠海、どうしよう。桃華がいないの!」
「落ち着いて、セーラ。どこで見失った?最後に姿を見たのはいつ?」
「リ、リフト降りてすぐのところ。中盤ぐらいで何の気配もしないから、気になって振り返ったんだけど……いくら待っても桃華の姿は見えなくて。ごめんなさい。桃華はボーゲンしか出来ないって言ってたんだけど、私が無理矢理……。ごめんなさい……ごめんなさい」
セーラがうっと泣き崩れてそのまま床にうずくまる。
俺はそんなセーラの肩に手を置いた。
「今は謝る事より桃華を探す方が先だ。落ち着くんだ」
だが、桃華の姿がない。
ふたり共息を乱しているが、何かあったのだろうか。
嫌な予感がした。
「瑠海、どうしよう。桃華がいないの!」
「落ち着いて、セーラ。どこで見失った?最後に姿を見たのはいつ?」
「リ、リフト降りてすぐのところ。中盤ぐらいで何の気配もしないから、気になって振り返ったんだけど……いくら待っても桃華の姿は見えなくて。ごめんなさい。桃華はボーゲンしか出来ないって言ってたんだけど、私が無理矢理……。ごめんなさい……ごめんなさい」
セーラがうっと泣き崩れてそのまま床にうずくまる。
俺はそんなセーラの肩に手を置いた。
「今は謝る事より桃華を探す方が先だ。落ち着くんだ」