イジワル副社長はウブな秘書を堪能したい
「お前、ばあさんのお気に入りだったもんな。ばあさんの遺品はほとんどお前のものになったし、ギスランが恨んでたぞ。まあ、親父も好きにやっていいって言ってたし、納得するまでやれば」
ギスランというのは俺達の従弟で、ルクエ大公の息子。
ギャンブル好きで、素行が悪く叔父の悩みの種だ。
祖母の遺品がギスランに譲られなかったのは自業自得というものだろう。
小さい頃から奴は問題児だった。
将来の大公としての教育が厳し過ぎたのか、とても反抗的で学校も不登校の状態だった。
成人してからも公務をおろそかにして遊び回っている。
奴に祖母の遺品が渡っていたら、全部売られていたかもしれない。
「手段は選ばない。株で駄目なら奥の手を使う」
ギスランというのは俺達の従弟で、ルクエ大公の息子。
ギャンブル好きで、素行が悪く叔父の悩みの種だ。
祖母の遺品がギスランに譲られなかったのは自業自得というものだろう。
小さい頃から奴は問題児だった。
将来の大公としての教育が厳し過ぎたのか、とても反抗的で学校も不登校の状態だった。
成人してからも公務をおろそかにして遊び回っている。
奴に祖母の遺品が渡っていたら、全部売られていたかもしれない。
「手段は選ばない。株で駄目なら奥の手を使う」