イジワル副社長はウブな秘書を堪能したい
 ひとりになると、桃華の兄の言葉をふと思い出す。

" いろいろ選択を迫られることになるだろう。 "

 責任と義務。

 それが俺の肩に重くのしかかる。

 俺は指にはめた指輪をじっと見つめた。
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