イジワル副社長はウブな秘書を堪能したい
「桃華と俺の赤ちゃん可愛いだろうな」
瑠海が私の目を見て優しく微笑む。
何でこの人は人が赤面するような事さらっと言えちゃうの?
店主から綺麗にラッピングされた商品を受け取ると、瑠海と手を繋いでまた歩き出した。
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
息急ききりながら大聖堂のてっぺんまで登って、ふたりで夕日を眺めた。
「戻ろうか。夕食に遅れると誰かさんが怒るからね」
誰かさんとは十中八九大公の事だろう。
瑠海にも大公は怒るんだろうか?
「うん」
ふたりで螺旋階段をゆっくり下りる。
でも、下に下りるにつれて、何か言い争うような声が聞こえてきた。
「何の声だ?」
瑠海が私の目を見て優しく微笑む。
何でこの人は人が赤面するような事さらっと言えちゃうの?
店主から綺麗にラッピングされた商品を受け取ると、瑠海と手を繋いでまた歩き出した。
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
息急ききりながら大聖堂のてっぺんまで登って、ふたりで夕日を眺めた。
「戻ろうか。夕食に遅れると誰かさんが怒るからね」
誰かさんとは十中八九大公の事だろう。
瑠海にも大公は怒るんだろうか?
「うん」
ふたりで螺旋階段をゆっくり下りる。
でも、下に下りるにつれて、何か言い争うような声が聞こえてきた。
「何の声だ?」