イジワル副社長はウブな秘書を堪能したい
うっ、またその話題?
家族の講義が始まりそう。
「だからね、私は独身で良いの。寂しくなったら独身の友達と楽しい老後を過ごすから心配しないでね」
「お前の給料全額貯金しても楽しい老後なんて過ごせるわけないだろうが。侘しい老後の間違いだろ。それに、五十過ぎても秘書の仕事があると思うなよ。経理系の職種ならともかく、秘書なら四十代まで仕事があれば良い方だろうな」
相変わらず、厳しいお言葉。
両親はそんな事一言も言わないのにな。
「悪い事は言わない。早く結婚しろ。もうすぐ三十路だぞ」
「結婚は興味ないの。きっと結婚しても私みたいな何の取り柄もタイプ、すぐに離婚されるに決まってるよ。プライベートで会話する男の人なんて身内とお店の店員さん位だよ。お兄ちゃん以外の男の人なんて何話していいかわかんないもん。無理、無理」
家族の講義が始まりそう。
「だからね、私は独身で良いの。寂しくなったら独身の友達と楽しい老後を過ごすから心配しないでね」
「お前の給料全額貯金しても楽しい老後なんて過ごせるわけないだろうが。侘しい老後の間違いだろ。それに、五十過ぎても秘書の仕事があると思うなよ。経理系の職種ならともかく、秘書なら四十代まで仕事があれば良い方だろうな」
相変わらず、厳しいお言葉。
両親はそんな事一言も言わないのにな。
「悪い事は言わない。早く結婚しろ。もうすぐ三十路だぞ」
「結婚は興味ないの。きっと結婚しても私みたいな何の取り柄もタイプ、すぐに離婚されるに決まってるよ。プライベートで会話する男の人なんて身内とお店の店員さん位だよ。お兄ちゃん以外の男の人なんて何話していいかわかんないもん。無理、無理」