イジワル副社長はウブな秘書を堪能したい
すぐに桃華に電話をかけると、ワンコールもしないうちに彼女が出た。
『これは一体どういう事ですか!』
桃華はかなり怒っているのか日本語で聞いてくる。
「上司の予定はちゃんと確認しないと。いい教訓になったろう」
悪びれずに俺は答えた。
ここまで怒りを露にする部下が今までいただろうか?
大抵、俺の前でペコペコして本音を隠して辞めていく。
俺にペコペコする桃華は想像出来ない。
三回しか会ってないのに、彼女の性格が手に取るようにわかる。
敵意むき出しの桃華。
あの目の輝き。
面白い。
俺に媚もへつらいもしない。
今まで俺の周囲にいなかったタイプの人間。
もっと怒らせてみたいって思う俺は、ちょっとおかしいのかもしれない。
『ええ、良い勉強になりました。王子さまと自分とはちょっとの感覚も違うんですね。よーくわかりました』
『これは一体どういう事ですか!』
桃華はかなり怒っているのか日本語で聞いてくる。
「上司の予定はちゃんと確認しないと。いい教訓になったろう」
悪びれずに俺は答えた。
ここまで怒りを露にする部下が今までいただろうか?
大抵、俺の前でペコペコして本音を隠して辞めていく。
俺にペコペコする桃華は想像出来ない。
三回しか会ってないのに、彼女の性格が手に取るようにわかる。
敵意むき出しの桃華。
あの目の輝き。
面白い。
俺に媚もへつらいもしない。
今まで俺の周囲にいなかったタイプの人間。
もっと怒らせてみたいって思う俺は、ちょっとおかしいのかもしれない。
『ええ、良い勉強になりました。王子さまと自分とはちょっとの感覚も違うんですね。よーくわかりました』