イジワル副社長はウブな秘書を堪能したい
でも、結婚まで漕ぎ着けたという社員は皆無に等しい。
多くが遊ばれて、日本を離れる頃には捨てられる。
捨てられたら、また懲りずに次の男にアプローチする。その繰り返し。
下らないって思う。
社長秘書の三十六歳のお局様を筆頭に他の女性社員が常に外国人の上司を狙っている。
出来れば新しい副社長は不細工の方が好ましい。
その方が私の仕事が円滑に進む。
ランチの時間になると、うちの会社のビルの向かい側にある花屋に行って前田さんに渡す花束を買った。
送別会がないのだから、せめて花束くらいはあげたい。
オフィスに戻って、自席でメールをチェックしながら十分でお昼を終わらせる。
それから化粧室で歯磨きを済ませて戻ると、問題の新しい社長と副社長が来ていた。
ひとりはプラチナブロンドの髪で、もうひとりがヘーゼルナッツ色の髪だけど、ふたり共瞳が同じブランデー色で、背が百八十はあってイケメン。
前田さんと歓談している。
親しげに話しているし、初対面ではないのかも。
多くが遊ばれて、日本を離れる頃には捨てられる。
捨てられたら、また懲りずに次の男にアプローチする。その繰り返し。
下らないって思う。
社長秘書の三十六歳のお局様を筆頭に他の女性社員が常に外国人の上司を狙っている。
出来れば新しい副社長は不細工の方が好ましい。
その方が私の仕事が円滑に進む。
ランチの時間になると、うちの会社のビルの向かい側にある花屋に行って前田さんに渡す花束を買った。
送別会がないのだから、せめて花束くらいはあげたい。
オフィスに戻って、自席でメールをチェックしながら十分でお昼を終わらせる。
それから化粧室で歯磨きを済ませて戻ると、問題の新しい社長と副社長が来ていた。
ひとりはプラチナブロンドの髪で、もうひとりがヘーゼルナッツ色の髪だけど、ふたり共瞳が同じブランデー色で、背が百八十はあってイケメン。
前田さんと歓談している。
親しげに話しているし、初対面ではないのかも。