イジワル副社長はウブな秘書を堪能したい
新しい大使の横に写っていた男だ。
スマホで再度メールに添付されていた写真を確認する。
大使……小笠原徹。
参事官……相澤修。
相澤?
桃華と同じ名字。
だが、桃華もあの男も指輪はしていなかった。
こうして写真を見ていると、凛としている佇まいがどことなく桃華に似ている。
それに涼しげな目元も。
恐らく血縁者だろう。
「兄か……それとも従兄か」
「は?何の話だ。お前、眼がすっげー輝いてるけど。そんなに気に入ったのか、新しい大使?」
「いや、気に入ったのは参事官」
俺はニヤリとする。
後で本人に確かめてみないとな。
スマホで再度メールに添付されていた写真を確認する。
大使……小笠原徹。
参事官……相澤修。
相澤?
桃華と同じ名字。
だが、桃華もあの男も指輪はしていなかった。
こうして写真を見ていると、凛としている佇まいがどことなく桃華に似ている。
それに涼しげな目元も。
恐らく血縁者だろう。
「兄か……それとも従兄か」
「は?何の話だ。お前、眼がすっげー輝いてるけど。そんなに気に入ったのか、新しい大使?」
「いや、気に入ったのは参事官」
俺はニヤリとする。
後で本人に確かめてみないとな。