ナイトからのLove letter
ホストは客に惚れさせる事が仕事だ

雅也の言葉戦術も巧みだった
営業は入ってないよと言いつつも
ボキャブラリーの豊富さには舌を巻く


でも私は客じゃない
同じレベルの女じゃないわよ

私は“女”をフルに使った
自分を魅せる方法も知っている



雅也はその都度、素直に関心していた


【大人の女だな…】

【綾乃ってイイ女だよな…】

【男を誘うの上手だよね(笑)】

【かなり手強いね?俺落とせるかなぁ…】


そう言わせる事が多くなった

そんな言葉にさえハマっていく自分に気付いていたのに…
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