ナイトからのLove letter
車に乗り込む


仕事で疲れ切っている夫はすぐに寝息をたて始めた


前の助手席には例の秘書


静かな車内


その時私の携帯のバイブが鳴り響いた



【もう出かけちゃったかな…?】


…雅也からだった


【今 車の中だからあと一時間は話せるわよ】


【おっ!Thank You!】


バックミラー越しの運転手の視線に

「娘からのメールです」



…と 聞かれもしないのに答えてる私


何やってるんだか…(笑)

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