絶対に逃げられない部屋



良太も我慢する綾乃を気遣った。



「大丈夫だって俺ら絶対もう赤い部屋にいかないから。緊急事態なんだからしょうがないよ」




「でも・・・・でも・・・・」



「恥ずかしいのはわかるよ。でも俺は綾乃に無理してほしくないよ」





良太の説得に綾乃は少し考えていたが、ようやく踏ん切りがついたようで、





「わかった.....でもギリギリまで我慢する」




と、渋い顔をしながら納得した。




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