(仮)flower
【4】sido ハヅキ
「旺祐、夜は『EDEN』来いよ。色々面倒くさいから!!」
「ん〜、覚えてたらねぇ。」
後ろから聞こえる「絶対来いよ!」なんて声にヒラヒラと手を振りながら、オレは部屋を出た。
さっきまで一緒だったヨリの体温がなかなか離れなくて、身体が疼く。
さて、どうしようか・・・。
手っ取り早いのは身体の欲を吐き出す事なんだけど・・・他のオンナ抱くのも面倒なんだよなぁ。
オレは、繁華街をフラフラと歩き出した。
そのうち、向かいからガラの悪そうな高校生が5・・・いや、6人か・・・。
あの制服は高原高校。
ウチと同じくらい荒れている高校。
学校同士の仲は、勿論悪い。
・・・て事で、やっちゃおう。
オレは、ニヤリと口元を緩めて、6人の集団に近づいていった。