(仮)flower
【3】
あの、入学式の日から1ヶ月が過ぎた。
私の隣は相変わらずハヅキで、たまにしか学校に来ないくせに、来た時はウザいくらいに私に絡んでくる。
・・・面倒くさい。
私の後ろの席は、渡瀬 奏(ワタセ カナデ)と言う女の子で、話しているうちに妙に気が合い、気が付いたら何でも話せる友達になっていた。
私はどうでも良いと思っていた学校で、奏と・・・時にはハヅキも交えて楽しく学生生活を送っていたりする。
「・・・んっ!・・・はぁ・・あ・・。や・・ダメ・・。」
「ダメ・・じゃないでしょ?まだだよ。まだガマン。」
放課後、私はたまにハヅキと過ごす。
奏のバイトの日はほぼ毎日なんだけど・・・。
使われていない第2音楽室が、私達のいつもの場所。
「ハヅ・・・も・・・、あぁっ!!」
「ん〜?ヨリ、どうしたいの〜?」
相変わらず、分かっているくせに分からないフリをするハヅキはウザい。
・・・だけど・・・もうムリ。
「イ・・かせて・・。お願い!!」
「ん〜、ヨリチャンのお願いだから、聞いてあげないとね?じゃ、イこっか?」
ハヅキはそう言うと、腰の動きを早めて、行為を早めた。
私はその動きに、あっという間に上り詰め、真っ白に弾けた・・・。