【完】私の好きなあいつは無口で俺様な二重人格くん。
どこからか、大きな足音が聞こえてくる。
「蓮…! 悠真は…!?」
その足音は、柊と花梨。
そして、青ざめた顔をした悠真の両親。
花梨の言ったことに答えようとすると、手術室のドアがガラガラと開いた。
そして、1人の男性の先生が出てきた。
俺は、座ってた椅子から立った。
あぁ、今から結果が言われるんだ……。
そんなこと、すぐにわかった。
すると、先生は大きく横にゆっくりと振り
「………残念ですが…」
そう小さく呟いた。
その後から、先生の話はなにも聞こえなかった。
先生が、他の部屋に移りに行った瞬間。