【完】私の好きなあいつは無口で俺様な二重人格くん。
「あの、私の隣の席の、矢崎くんじゃなくて……」
「あー、西垣のことか?」
れんたんくんのことを聞きたかったけれど、名字がわからなかった。
「そうです」
「おー、それがどした?」
「西垣くんってどんな人なんですか?」
れんたんくんとは話さないし、全くわからない
だから、先生に聞けばわかると思った。
「んー、そうだなぁ。西垣は基本無口だ。誰かに特別優しくしたりとかそんなんじゃない。西垣と幼なじみの矢崎はモテるが、西垣が1番騒がれているな」
先生は上を見てそれを思い出すかのように、ははっと笑う
「2人って幼なじみだったんですか……?」