【完】私の好きなあいつは無口で俺様な二重人格くん。
気づいた時には…
「はーすーなーっ」
後ろから私を呼ぶ奈々。
「あ、奈々」
最近は学校で時間が余れば、奈々といる。
「ねぇねぇ、蓮菜は西垣のこと好きなの?」
「へ!? ど、どして」
いきなり奈々から言われたことで、飲んでいたイチゴオレを思わず吹きそうになった。
「いや、だってさ。朝登校してくる西垣のこと前、見てなかった? もうガン見だったじゃん!」
え、あの時
奈々に見られてたの!?