【完】私の好きなあいつは無口で俺様な二重人格くん。
その時チャイムがなった。
すると、なにやら元気そうに張り切っている先生が教卓の前に立っていた。
「おーい。お前ら! もうすぐで体育祭だ。気を引き締めて頑張るぞ! 忘れてたなんて言わせねーからな?」
ニコニコと気持ち悪い笑顔を向ける先生は退職してください……。
私ここに来て体育祭がいつかなんて知ってるわけないじゃんか。
はぁ……。
もうすぐで体育祭かぁ……。
運動苦手だから、ほんとはやりたくない。
私なにに出るんだろ。
黒板に各種目に出る紙が貼られていた。
私は椅子から立ち上がり、見に行った。