【完】私の好きなあいつは無口で俺様な二重人格くん。
「あぁ、山中さん? 俺は担任の水戸だ。」
担任となる水戸先生は30代くらいの、少し怖そうな先生だった。
「よ、よろしくお願いします……」
頭を軽く下げ、挨拶すると水戸先生は微笑んで
「教室は2-Aだ。二階の奥にあるんだ。案内するからついてきて」
水戸先生に続いて後ろを歩いて行った。
案内されている途中、なぜか頭に思い浮かんだのはれんたんくんだった。
でも……まさか、……うん。
あるわけないよね。