【完】私の好きなあいつは無口で俺様な二重人格くん。




「あぁ、山中さん? 俺は担任の水戸だ。」

担任となる水戸先生は30代くらいの、少し怖そうな先生だった。

「よ、よろしくお願いします……」


頭を軽く下げ、挨拶すると水戸先生は微笑んで


「教室は2-Aだ。二階の奥にあるんだ。案内するからついてきて」


水戸先生に続いて後ろを歩いて行った。


案内されている途中、なぜか頭に思い浮かんだのはれんたんくんだった。


でも……まさか、……うん。


あるわけないよね。



< 8 / 182 >

この作品をシェア

pagetop