【完】私の好きなあいつは無口で俺様な二重人格くん。
姿は見てないけれど、れんと言ったからって西垣くんの蓮とは限らない。
そう思っていたのに……
「花梨。こんなとこまで来て大丈夫だったのか?」
それは紛れもなく、西垣くんの声で。
女の子の名前、下の名前で呼ぶんだ……。
どんな女の子か見たくて、こっそりと覗いた。
その女の子は、足が細くてモデル体型の子で髪がふわふわのロングヘアでどこか結香に似ていた。
だけど、声とか全然違うくて。
次の瞬間、その女の人は
西垣くんにキスをした……。