恋は塩のようにしょっぱくて

ゆうちゃんは健人くんと喋ったらその内容を絶対に私に教えてくれる。

もうこれはお決まりだ

「健人ったらね!
 購買に行ったのはいいけど財布家に忘  れたらしいの!
 もー笑っちゃうよねー!」

私も健人くんと喋りたかったな

ゆうちゃんばっかりずるいな

「だから私のお弁当あげちゃった!
 美味しいかなあ」

なんと大胆な

「ゆうちゃん料理上手いから美味しいに決 まってるよ!!」

        ウラヤマシイ

「……莉奈はさ…
 健人のことどー思ってる?」

まずい
わたしが健人くんの事好きってばれた?

「す、好きなわけないじゃん!
 大丈夫!
 安心して!」

やばい
涙でそう
乾け

「そう、だよね!
 何考えてんだろ私!
 ごめんね莉奈!」

よかった
バレなかった
この嘘どれぐらい持つかな


はやく放課後になってほしいな



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