最低王子と恋の渦
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それから私はまたまた三鷹くんに家まで送ってもらい、無事にクリスマスイヴを終えることが出来た。
内容としては、佐々木くん達と会ったこと以外は割と良かったし楽しかったな。
三鷹くんも良かったって言ってくれてたし。
うん、私としてはいいクリスマスイヴだった。
そんなことを考えながら私はベッドの上でゴロゴロと寝返りを打つ。
ふと携帯の時計を見ると、既に夜中の12時を回ろうとしていた。
「…寝よっかな」
ぽそりと携帯をいじりながら呟いた。
その時、
「…っ!?」
スッと携帯の画面が突然変わり、そこには着信中の文字が現れる。
ビックリして電話を掛けてきている相手の名前を見ると、
「…三鷹くんっ?」
三鷹くんから電話掛かってきてる!?
なんで!?
三鷹くん私の連絡先知ってたっけって思ったら今日教えたばっかだった…。
なんて私は少々恐れながら画面の応答のボタンをタップした。
…こんな夜中に三鷹くんから掛かってくる電話ほど怖いものはないかもしれない。
まあちょっと嘘だけど。