悪魔の罠にご用心!?
出会い
「はあっ・・・はあっ・・・っもう!しつこいなあ!」
私、千歳綾香には人には言えない秘密がある。
「千夜!見てないで助けてよ!!」
「あ?修行だ修行! そんな雑魚も倒せねえようじゃ、この先やってけねえぞ!」
それは・・・
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〈一週間前〉
(目覚めよ・・・選ばれし者・・・・・・)
(目覚めよ・・・16年の眠りから・・・)
(目覚めよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
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ピピッーーピピッーー
その日のアラームは、いつもより随分と早く止められた。
綾香はベッドの上で大きく伸びをすると、カーテンを明け放つ。
朝特有のまぶしさが目に染みるようだ。
「うん、いい天気!」
こんな日は、不思議と気分も良くなる。
「ふん♪ふーん♪」
だが、理由はこれだけではないだろう。
鼻歌まじりに着替えを済ませ、朝食をつくるべく台所へ向かう。
両親が海外で仕事をしているため、一人暮らしをしている綾香は、家事全般を一人でこなしている。