続♡プリンセス☆ロード
そしてパーティーは、滞りなく進んだ。
皆、和気藹々としていてとても楽しそうだ。
「きゃははっ!」
「わっ」
突然ぶつかってきた小さな姿に驚く。
まだ3歳くらいの女の子だ。
そう言えば、子どもを連れてやってきていた人も何人かいた。
その中の一人だろう。
「大丈夫?」
「ん!だいじょーぶっ」
ステン、と転んだその子を抱き起すと、かわいらしい笑顔で答える。
とても可愛らしい。
「お名前は?」
「ステラっ!」
「ステラちゃん。初めまして、私は紗南よ」
「ちゃな?」
「ふふ、そう、紗南」
屈託のない、澄んだ瞳。
子どもって、なんてかわいいんだろう。
「どうした?」
「あ、レン。ステラちゃんだって」
時間が空いたのか少し抜けて来たらしいレンの姿。
私はステラちゃんをだっこしてレンに見せる。